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NSB HOMEPAGE kisu
nsbシロギスnsb
Silver whiting
キス属きす科 Sillago japonica Temminck et Schlegl
鰭 DX-XIII-I,21-22;AII,21-24;P15-17
北海道南部以の本州各地 内湾、沿岸域の砂泥底を好む
産卵 6-8月 浅場で産卵する
食性 甲殻類 多毛類
釣餌 ジャリメ アオイソメ スナイソメ(九十九里地方)
料理 テンプラ 刺身 吸い物 結びキス 塩焼き 酢の物 干物
近縁種 ホシギス アオギス モトギス
方言 シラギス アメノウオ キスゴ アカギス アギス
ZFC記録 TL260mm W140g (95.11.12 泉秀一 和田海岸)
大型記録
さっそく釣りに行こう!
nsbアオギスnsb
Small-scaled sillago
1996.11.21
キス属きす科 Sillago parvisquanis Gill
鰭 DXII-XIII-I,21-23;AII,22-23;P15-17
特徴 腹鰭と胸鰭の始部は黄色
九州の一部で生存しているが絶滅の恐れがある。(絶滅危惧種)
現在 千葉県御宿町岩和田の(財)海洋生物環境研究所で飼育繁殖に成功している。
葛西水族園でも展示し、観察できる。九州大学でも研究中。
ついに東京湾でアオギスが釣れるか?04/08/19
日本の希少な野生水生生物に関するデーターブック(抜粋)
13.アオギス キス科 スズキ目
標準和名:アオギす
学名:Sillago parvisquanis Gill、1861
別名:やぎす
地方名:ぎす(豊前海)
英名:Small-scaled sillago
評価:絶滅危惧種
分類:本種は生時には臀鰭前部と腹鰭が黄色であること、側線鱗数が78〜82であること、側線上方鱗列数が7〜9であること、
全脊椎骨数が38〜39であること
鰾の形状、第2背鰭各軟条直前の数個の小黒班が1本の列を形成すること(鹿児島県吹上浜と台湾のものは明瞭な点にならない)、
分布域などの特徴の組み合わせでキス属の他種と区別できる、日本産4種の中では、吹上浜および大分県以北に生息し、臀鰭前部
と腹鰭が黄色であるという特徴だけで本種と同定できる。
形態:背鰭鰭条数XII〜XIII−I,21〜23(平均XII-I、22)、臀鰭鰭条数II、22〜24(II、23)、胸鰭鰭条数15〜17(16)、
側線鱗数78〜82(80)、側線上方鱗列数7〜9(8)、鰓耙数1〜2+1+5〜8(2+1+7)、脊椎骨数38〜39(39)、L字型血管棘数0〜4(1)。
体は細長く、やや扁平する。吻は長く、円錐形に尖る。口は小さい。両顎歯は幅広い絨毛状歯帯を形成する。側線は1本、第2背鰭と
臀鰭の基底はほぼ同長で対在する。体は櫛鱗でおおわれる。頬は主に3〜4列の櫛鱗(時に櫛鱗と円鱗)で、両眼間隔は櫛鱗でおおわれる。
鰾の前部管状突起は基底後頭骨付近に達する。鰾前端近くから出る側部管状突起は複雑に枝分かれしながら、第1L字型血管棘を超えて
延長する。鰾後部は2つに分かれて、細くなりながら後方に伸びる。鰾後部の管状突起は肛門の後縁近くに達する。
体側部は淡緑青褐色で、腹部は白い、第2背鰭の各軟条直前にある数個の小黒点が数本の点列を形成するが、吹上浜と台湾のものは各
小黒点が崩れる。生時には臀鰭前縁付近から縁辺前部にかけてと腹鰭が黄色である。
分布:標本で確認された分布域は、東京湾、和歌浦、吉野川河口、別府湾・豊前海、宇部市厚東川河口、北九州市沿岸、鹿児島県
吹上浜、台湾である。また、伊勢湾ではかつてアオギス対象の立ち込み釣りが広く行われ、また、瀬戸内海西部でも採集されたとの
情報がある。しかし、近年記録があるのは豊前海、別府湾周辺、厚東川河口、吹上浜の4カ所で、その他では長期に記録がなく、絶滅
した可能性が高い。また、厚東川河口の場合、成魚は採集されることがあるものの幼魚ではその例がなく、この水域で再生産しているか
疑問である。台湾でアオギスとして釣られているのは、大部分がモトギスである。
生活史・生態:豊前海の調査では、水温が上昇し始める5月頃に、産卵のために沿岸や河口域に出現し、9月頃までそこで育成する。
その後水温の下降に伴い沖合いの深所に移動し、4月頃まで過ごす(伊元ほか、1997)。最近、河口の干潟水域において、7月に孵化後
数日を経過した浮遊期の仔魚や稚魚が多数採集されたが、残念ながらまだ産卵場所の特定はされていない(伊元・松井、1998)また、
聞き取り調査によると、各生息地の状況はほぼ同じである。晩春〜初夏に、しだいに沿岸や内湾の奥に入ってきて、水の澄んだ干潟の
澪筋や河口域に集まり梅雨の頃に産卵する。幼魚は干潟やその周辺で生活し、秋には体長10cm程度に成長する。この幼魚は、夏の間に
淡水域に侵入するといわれる。成魚・幼魚とも、秋の水温の低下とともに沖の深みに移動し越冬するが、その場所などは不明である。
冬季の採集記録としては、1996年2〜3月に鹿児島県吹上浜沖のシロギスを対象にしたまき網漁で捕獲され、東京都葛西臨海水族園で
飼育されたものがある。また、豊前海でも捕獲例がある。
危険を感じると砂中に潜る習性がある。一般に小型の甲殻類や環形動物を食べるといわれている。
伊元ほか(1997)によると、満1歳で雄・雌の全長はそれぞれ165.7と184.1mm、2歳で219.6と254.5mm、3歳で249.8と291.5mm、
4歳で266.8と310.9mmになり、いずれも雌の方が大きい。また、全個体中の雌の出現割合は、満1歳で30.7%、2歳で58.8%、3歳で
65.2%、4歳で75.0%であり、年齢が進むと雌の割合が高くなるが、生殖腺の組織像に性転換の兆候がないことから成長の速さや
寿命の違いによると推定している。また、生殖腺指数は5〜7月に高く、この時期が産卵期であると推定している。また、産卵個体は
すべて満1歳以上の個体であった。
人口繁殖研究(瀬戸熊・喜田、1997)では、1996年7月5日から水温25℃、塩分34‰の条件の、1トン水槽で飼育し、7月12日夜に最初の
産卵をした。その後、数日から数週間おきに3カ月にわたって産卵した。これらをシロギスと同様の条件で飼育し、健全な発育をみた。
そして、翌年5月から、前年に繁殖した個体が数日間隔で産卵した。以上から、本種は、塩分や飼料に関してシロギスと同一の条件で
容易に繁殖できることが明らかになった。
生息環境:晩春から初秋にかけて、干潟や河口域などの水の澄んだ水交換のよい砂底域を中心に生活・繁殖することから、少なくとも
このような環境が本種の生存にとって不可欠であると推測される。冬季の生息環境については不明である。
資源状況:四国の吉野川河口から東京湾までの生息地では長期に捕獲記録がなく、絶滅した可能性が高い。九州北東部沿岸は、現在
国内では最も多い場所であるが、漁獲の年変動が大きく、安定した資源状況にはないと推定される。1996年に約20年ぶりに捕獲された
吹上浜も、まとまった資源量はないと推定される。
また、本種が夏を中心に生活・繁殖する水の澄んだ干潟や河口の砂底域が、1960年代以降、埋め立てなどの開発により急激に減少
または消失し、この傾向は現在でも続いている。このため、資源の減少傾向は現在も続いている可能性が高い。
漁業との関連:かって東京湾では干潟にたてた脚立の上から釣る釣法が広く行われていた。現在、九州北東部の沿岸漁業のうち、
刺網や小型定置網などでわずかに混獲されている。また、投げ釣りなどでも釣られている。
食味はシロギスに劣るとも言われるが、本種のほうが美味とする漁業者もいる。
現状評価:現在、ある程度まとまって捕獲できるのは豊前海だけであるが年変動が大きい。この周辺でも希に捕獲される程度である。
また、吹上浜も約20年ぶりの記録で、地元でも本種の存在がほとんど知られていない。これ以外の生息地では、絶滅かそれに近い
状況である。また、このような状況にいたった1960年代以降の生息環境の悪化は、現在も続いていると推定される。
以上のことから、種としての絶滅も考えられ、絶滅危惧種とするのが妥当である。
参考文献;
伊元九弥ほか(1997)日本水産学会誌、63:892-898
・松井誠一(1998)平成10年度日本水産学会春期大会講演要旨、P、513
McKay、R.J.(1992)FAO Species Catalogue、14:1-87
Sano.M.and K.Mochizuki(1978)Japan.J.Ichthyol. 31:I36-I49.
瀬戸熊卓見・喜田 潤(1997)1997年度日本魚類学会講演要旨、P、33、
執筆者名:望月賢二 千葉県立中央博物館
松井誠一 九州大学農学部
喜田 潤 (財)海洋生物環境研究所
1996.09.
アオギスを東京湾に復活させる活動
釣具のあゆみ資料館 03-503-5603-5688-8860
アオギスの脚立釣
干潟の民俗誌 坂井昭 04390439-0439-55-6534
970819.千葉日報 (財)海洋生物環境研究所の飼育繁殖成功
990114.読売新聞 房総の波音
アオギス釣行記
'98.6.22〜6.27 小倉 敏司
6/22 (月) 2週間前に海生研の瀬戸熊氏より、鹿児島の吹上浜でアオギスが釣れる情報が入り、
それからは毎日あれこれ計画をたて、ナビにはポイントなどマーキングしました。
今回の目的は新たな生存場所を確認し、出来ればサンプルを生かして海生研 まで空輸することで
、車に酸素ボンベを積み一人で出かける事にしました。
早朝 3時に起きて外に出ると大雨です。餌や氷を積み込み、海で釣りが出来なければ
池のタナゴでも調査しようと急遽タナゴの道具も積み、3:45出発しました。
途中ドシャブリの箱根越えをして、神戸の六甲アイランドのフェリー埠頭に13時に着き、
出港まで友人達と会食しました。大震災後に見舞いに行った時以来の再会です。
6/23(火) 6:30に新門司に着き、すぐ曽根干潟に行きました。潮時もよし勝手知った
ポイントに仕掛を投入すると、シバ漬け漁のロープにかかり、それからはポイントがしぼれず、
ここは調査も進んでいるので、あまりネバらない事にしました。手前で地元の釣り人がキス
一匹でたと見せてくれました。まぎれもなくアオギスの20cm台の再会で、ビデオに収めました。
沖では新空港の埋め立てが進んでいるようですが、まだアオギスは再生産して子孫を残している
ようなので、ひとまず安心です。
9時にたちばな釣具店に寄り、以前のお礼と今回は鹿児島まで行く報告とコケブ(ジャリメ)と氷
を買う。椎田干拓を見るが条件が悪く、少し竿をだしてすぐやめる。宇佐で友人と昼食の約束が
あり直行する。彼は冗談に100年ぶりの再会だと喜んでくれた。すでに退職して第二の人生を
郷里の近くでおくっている。
国東半島を周り干潮時のポイントをビデオ撮りする。条件が悪くほとんど竿は出さずに目的地の
住吉浜リゾートパークに16時に着き、すぐ釣り場に向かう。ここはプライベートビーチで
あまり場荒れはしていないが、ポイントは絞りずらい。まず岬の先端をせめるが小物ばかりで、
次は一番条件の良い場所で釣ってみるが全然だめ、職員の人達も今日はだめとの事で、温泉に入
り、食事する。雨の中、夜釣りもアナゴばかりで早々に就寝する。
6/24(水) 5時 雨が強く降る中、岬の先端に向かう。潮目に投入するとピンギスがビッグサーフ
9号の大きな針をくわえて、釣れる。食い気が立っているので少し手前の30m位から
ゆっくり誘いながらさぐる。6時に急に重量感のある、小気味のよい魚信があり、懐かしい
記憶がよみがえる。本命だと確信しながら慎重によせる。手玉ですくい、用意してあった
クーラーに移しエアーポンプを動かす。すぐ車に運び大きなクーラーに移す。
その後9時までねばるがシロギスばかり釣れるので、納竿する。酸素を充填して発送準備をする。
佐川急便の翌日配達の航空便で送る。アオギス 全長24.5 cm 重量 91.9 g 雄
10時出発 高速で鹿児島に向かう。今朝、下関の友人より、親友のM氏が入院しているので見舞う
ように電話があり、宮崎周りを変更して鹿児島の親類のT氏宅に直行する。
15時に着き、いろいろ接待され、明日早朝 T氏が田植えも終わったから一緒に釣りに行く事にな
り、私も道案内してもらえるので安心してやすむ。
6/25(木) 4時に起き、T氏運転で加世田市の吹上浜に6時に着く。
まず小湊漁港や小湊干拓をみて、大浦干拓の左端のポイントをみる。ここは町田さん(千葉サー
フ)に教えてもらい、まず、最初に竿を出す。一投目からシロギスの20cmオーバーが釣れ、底一
面キスだらけ? 地元の夫婦が陸寄りで釣りはじめて入れ掛かりしている。アオギスの情報を聞く
と、
「ここは、25cmまでのシロギスはよく釣れるがアオギスは釣れた事は無い、特攻基地の方で釣れ
る。」との事で すぐ移動する。以前より瀬戸熊さんと情報交換している谷口釣具店に電話すると
、迎えに来てくれて、釣り場まで案内してくれる。
早速、釣り始める。満潮でシロギスやフグが多いので、少しづつ陸寄りに移動する。
上天気で持参したビーチパラソルとサマーベッドで少し仮眠する。
午後2時 T氏の土産にシロギス釣りに協力しようとフグに取られた下針に競技用キス7号
(返しをつぶしてある)ハリス1号の2本針をたして3点仕掛にして、川筋に投入しました。
糸ふけを取り少し竿先で誘うと、今までとはまったく違う超大型の魚信です。思わず キタ!と叫
んでいました。慎重に寄せて手玉ですくおうとしますが、下針に大きなアオギスがついていまし
た。ここで無理は出来ないと、魚の疲れるのを待って再度寄せると手玉ですくえました。
すぐ針が外れクーラーに入れてエアポンプで4個のエアーレーションをしました。
佐川急便の集荷が6時までとの事で、5時に酸素充填して元気がないので、新鮮な水に移し変えて
みてもだめで、海にフラシに入れてしばらく置いてもだめでした。貴重なサンプルを死なせてし
まい自責の念に絶えません。
T氏の奥さんが迎えにきたので、場所を移動しながら谷口釣具店でアオギスを凍結してもらいま
した。谷口さんは久ぶりに見るアオギス(通称川ギスと言う)に感慨深げでした。
6/26(金)干潮時が狙い目と思い、車で仮眠したりしながら早朝3時から6時までいろいろ真剣にさ
ぐりましたが小物ばかりでした。谷口さんのところよりアオギスの冷凍を大きな氷の上に乗せて
クーラーで大切に持ち帰りました。何時の日か元気なアオギスとの再会を心に期す。
下関の病院へ13:30着き、M氏を見舞う。奥さん共々にこにこして迎えてくれる。今日は調子が良
いとの事、「早く良くなって又、九十九里に遊びに行きましょうね」と奥さん。アオギスが釣れた
事を話すと喜んでくれた。
新門司よりフェリーで神戸へ、時間があるので再度曽根干潟を見に行く。広大な干潟に貝採りの
人達が豆粒のように見える。ここにはまだ悠久の自然があり、アオギスやカブトガニも生存でき
る環境がある。今回生存確認できた三個所ともカブトガニも生存している事実はこの環境をいか
に子孫に変わらず残し、いかに多くの生物(人間も含め)が干潟に依存して生きているか思いを
めぐらして時間をつぶす。
フェリーでは一番に風呂に入り、食事をして、バタン、キューと熟睡、夜中に目が覚めると
対ジャマイカ戦が始まっているので見る。ゴンの執念の1点に感動するが世界は広く強い。
最後まで見てすぐ寝る。
6/27(土)6:30神戸着 横浜周り 16時 帰宅する。非常に暑かったがアオギスの氷はとけ
ず良好。 送ったアオギスも元気との事 安心する 。吹上浜アオギス 34.8cm 350g
後記 この釣行記を 親友の故M氏に捧げる。
大ギス(アオギス)を求めて3000km
1999 8/30 月
昨日で海の家を閉め、さっそく愛車のジムニーで鹿児島の先端、佐多岬までトコトコと
大ギスを求めて出かける。
朝2時に目が覚め、餌のジャリメやアカイソと氷、アオギスを生かすための酸素ボンベなど積込
む。妻も起きてきてブドウなど積む。3時に出発。湾岸線-横羽線-平塚漁港で休憩、
日の出を写す。1号線で早朝の箱根越えをする。沼津で朝食。KA氏に電話する。大洲に帰って
いるとの事。K子に電話、姉も居るとの事で静岡に寄る。梨など貰い先を急ぐ。
伊良湖よりフェリーで鳥羽へ、その間軽い昼食。目的地の尾鷲市九鬼港に17時頃着く。
九木神社の下で釣る、天然の良港で深い。宿を頼むが泊めてもらえず、隣の早田町公園で野宿
する。夜釣りはテンジクダイ科ばかりで止める。親友のKI氏に留守電を入れてから、サマー
ベッドで寝る。
8/31 火
蚊に悩まされ、夜中に起きて先を急ぐ。新鹿町漁港から竿を出す。ダメ。熊野灘の日の出を写
す。投釣りする人は点在している。七里御浜で竿をだす。一荷でピンギスが釣れ、上天気で暑
いので止める。昨日買ったパンをかじりながらしたすら走る。田辺市よりJAFに電話して、
淡路島に渡るのに泉佐野港まで阪和道を利用するように指示される。
途中ドライブインで昼食。車から降りるとき強風のため、隣の車にドアが当たる。隣も釣り人
で大丈夫と言ってくれる。フェリーにはすぐ乗れる。大鳴門橋は40km/h制限。
徳島水試鳴門分場にKI氏を訪ねる。彼は同乗して話しながら帰る。ジムニーの新車の時
四国旅行をして以来6年ぶりの再会だ。奥さんの手料理のご馳走で飲む。彼も少し付合う。
ほろ酔い気分でぐっすり寝る。
9/01 水
朝3時に起き用意してくれた、弁当やお土産を持ち、そっと出かける。大ギスのいる蒲生田岬へ
直行する。道はジムニー向きでかなり走り先端の海岸に着く。4時から6時までさぐる。15cm位
がよく釣れる。他にコダイ、メゴチ、エソで大型はでない。海岸線を東洋町まで行き、山道を
土佐湾に抜ける。途中マフラーがはずれて安芸市のマツダで快く溶接してくれる。助かる。雨
が降り出し先を急ぐ。桂浜を過ぎ須崎のゴカイ生産組合を横目で見て
道の駅で昼食。神戸の友人E氏より電話ある。四万十川を超え土佐清水に向かう。前回野宿し
た布海岸を見に行く。下加江の海岸で釣る。20cm弱が1尾釣れる。近くの民宿では
泊めてもらえず先に行く。20時頃宿毛に着く。フェリーは22:30で近くの寿司屋で夕食
をとる。フェリーで寝る。
9/02 木
佐伯に0時過ぎに着き10号線を別府方面に向かう。仮眠する所を探しながら走るが
適当な所が無く住吉浜マリーンパークへ4時頃に着く。守衛に入れてもらい、昨年アオギスの釣
れたポイントで釣る。シロギスの15cm位ばかりで本命は釣れない。
7時過ぎフロントで部屋と朝食をたのむ。「このところアオギスは見えない。
昨日九大のI氏が稚魚ネットを引きに来た」との事。その旨、海生研のS氏に電話する。
アオギスの良い情報が無いかI氏に電話くれるよう依頼する。10時まで仮眠して姫島に向う。
姫島では造成中の海水浴場で釣る。ベラが多い。次に漁港の先のテトラ先端から右方面に投げ
てピンギスが釣れる。諦めて15:20で帰る。豊後高田方面に向う。途中香々地漁港右堤防先端
で釣る。メゴチ多くピンギスも釣れる。桂川の右を見て夕方になり、中津のKU氏の奥さんに先
を急ぐので今回寄れない旨を電話する。まもなく雨になり、強く降る。
ナビは宇佐-別府道に誘導する。院内町で夕食をし、そこで近くの吉田屋旅館を紹介され泊まる
。KU氏に電話し、留守で、帰ったら電話くれるよう息子さんに頼む。まもなく電話あり、すぐ
息子さんの運転で来るとの事。アユを焼いてもらい待つ。美味しいガン汁もでる。
10時過ぎまで楽しく飲む。
9/03 金
4時に起きて、作ってもらった弁当を持ち出発。高速で7時過ぎ延岡に着く。新港埠頭で釣る。
メゴチ、カレイがでる。小さい。砂浜堤防からも釣るがフグばかり。角川港左堤防で釣る。20c
m位がでる。地元の人が「大型は総合海浜公園の右角が良い」との事。
日向病院下の海岸で釣り22cmがでる。角川湾は大型を狙える。
九大I氏より電話有り、「アオギスの生存する3ヶ所で稚魚ネットの結果はシロギスばかりでア
オギスが全然見つからない」との事。新しい生存場所を見つける必要がある。
宮崎の先、一つ葉道のドライブインで昼食。下の日向灘で釣る。小型が1尾でる。
油津港を見て、砂浜で釣る。ダメ。大堂津の漁港堤防を見て近くで泊まる事にする。
民宿で断られて食料品店で買い物をする。ここの奥さんが親切に泊まれる所を探してくれる。
蘇鉄屋で泊まる。雨が強く美味しいとは言えない食事をしてすぐ寝る。
9/04 土
3:30起きて大堂津の漁港堤防で釣る。小雨混じりで後強風。18cm級が1尾でる。
5:30都井岬に向う。途中幸島の海岸で釣る。メッキ(ギンガメアジ)がよく釣れる。
すぐ向かいの幸島海岸には日本サルが遊んでいる。都井岬の日本ウマなど古来からの種が生存
しているので、アオギスも居てくれればと思う。それには広大な干潟が必要だ。
串間町の砂浜を見て、鹿児島県に入る。最初の海岸で釣る。ダメ。志布志のフェリ−乗場を確
認して、くにの松原下の海岸で釣る。濁りが強くワタリガニが1匹ひっかかってきたので止める
。昼食をとり、目的地の内之浦海岸で釣る。大ギスが出る場所なので期待する。
保安林の中の細道を一番左奥に車を止めて、その下から投げる。本命が来たかと思われる良型
のエソが釣れる。だんだんと左岩礁の方に移動しながら釣るがダメ。地元の釣り人も「薄濁り
のためか全然ダメで真夏は大型が良く釣れた」との事。右川口近くでも釣るがダメ。釣り人も
多いが釣れていない。その先の岸良海岸で釣る。2,3投すると急にしぐれて大雨になる。何か釣
れそうなのですぐ傍の海洋レジャーセンターに無理を言い泊めてもらう。仮眠している内にご
馳走ができる。ビールを飲んでいると雨も止み、また釣る。海岸を左中央まで探る。ダメ。薄
暗くなり止める。お風呂に入りビールを飲み、食べきれないご馳走で、幸せな気分で熟睡する
。
9/05 日
3:30起きて釣る。海岸に向ってスポットライトが明るく照らしている。お盆に古い神事をこの
海岸で行う事に関係しているのかなと思いながら魚信を待つ。ダメ。その先のきれいな砂浜で
も釣るがダメ。山道を佐多岬に向う。辺塚漁港を見て、浜尻漁港堤防右から砂浜に向って釣る
。ダメ。佐多岬は展望台まで歩く。途中に岬神社があり。4番目の孫が今日宮参りなのですこや
かに育つよう祈る。田尻のレストハウスで昼食、お土産を買う。
帰りは志布志まで最短距離で走る。途中根占海岸で釣る。ヒメジが釣れる。
志布志のくにの松原海岸で釣る。風向かいで波が高いので仕掛けがからみすぐ止める。
今晩は野宿する事にして、ジャリメ(キスゴムシ)と氷を買い、夕食を済まして、夏井堤防で
釣る。根がかりが多い。大型がいそうな雰囲気。ダメで串間の南方漁港堤防で夜釣りをする。
サマーベッドで横になりながら釣る。小雨も降り、ゴンズイばかりで22時止める。
志布志でガソリンを満タンにして飲み物を補充してフェリー埠頭で寝て待つ。暑い。
9/06 月
5時前に起き、乗船手続きを済まし荷物の整理をする。6時前に乗船。6:30出航。
シャワーをあび、着替える。食事以外は良く寝る。
9/07 火
日の出フェリー埠頭に8:30着く。高速で10時前帰宅。トリップメーターは3280km。
今回は以前から行って見たかった九州東海岸線を自分の目で見て、気にいった所で竿をだしキ
スが釣れるか確かめる事でした。全般に今夏は雨が多く、キスは不調のようです。
限られた時間で長距離移動するため潮時も考えず良いポイントも見過ごしています。
次回は機会を見て角川湾周辺を集中的に探りたいと考えています。
変わったキスが釣れたらお知らせください。